引越し準備に必要なこと:引越しの時に出るゴミ・不用品の処分方法
引越しの時に出るゴミ・不用品の処分方法
引越しの時には大量のゴミが出ます。自治体のルールを守って、必ず決められた日に出すようにしましょう。1回の収集日ではおさまらないことがほとんどなので、数週間前から不用品整理にとりかかることをおすすめします。
なかには有料になるゴミもあります。パソコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機といった家電の他に、ベッドなどの粗大ゴミにも注意してください。それぞれ値段は異なるので、まずは自治体に問い合わせてみることをおすすめします。
家電ゴミや粗大ごみを処分するのは、リサイクルや「売ります・あげます」情報サイトなどを利用してみるというのも一つの方法です。これならば無料で引き取ってもらえますし、いくらかで売れることもあるでしょう。
衣類などの不用品は、もしブランド品などの高価なものならばオークションに出してみるのもおすすめです。思わぬ高値で売れることもあるので賢く利用してみてはいかがでしょうか。ただし、オークションサイトへの掲載から品物の発送まで時間と手間がかかることでもあるので、引越し間近の忙しい時期には手が回らないかもしれません。できるだけ早くから準備することをおすすめします。
■退去時の掃除はどこまですればいい?
賃貸物件の場合、退去時の掃除は特に義務付けられているわけではありません。しかし、掃除をしないままでいるとハウスクリーニング費用を追加請求されることがあるので、できるだけきれいにしておくことをおすすめします。
【借主負担】
具体的にはキッチンの油汚れ、水回りの水垢などはきちんと落とすようにしましょう。風呂、トイレのカビもきれいにしておきたいところです。いずれも通常使用による損耗で掃除をして簡単に落とせる程度のものならば問題はありません。しかし、なかなか落とせない汚損の場合には原状回復のための費用を請求されることもあります。
【貸主負担】
日焼け・建物の欠陥によりフローリングが色落ちしたり、畳やクロスが変色してしまった場合、借主はそれを元に戻す必要はありません。同様に家具設置による床やカーペットの凹み、電気ヤケなども貸主負担です。もしこれらを理由に原状回復費を請求されても応じる必要はないのです。
【掃除テクニック】
借主負担となる汚れは、できるだけ自分で解決したいものです。誰でも簡単にできる方法を紹介しましょう。
・水性のシミ
コーヒーやジュースなどの水性のシミならば、洗剤を使わずにほとんど取れます。不用になった歯ブラシを水に濡らしてトントンと叩きながら落とします。汚れが浮いたところで、布で拭き取るようにしましょう。
・油性のシミ
カレーなどの油分を含んだシミは台所用洗剤や洗濯洗剤をシミにつけて、その上から濡らした歯ブラシでトントンと叩きます。浮いた汚れを布で拭き取ったら、水で濡らした布で洗剤を落とします。
・柱や壁の傷
ホームセンターで購入できる充填修復剤で埋めましょう。爪楊枝などで少しずつ埋めていくようにするときれいに仕上がります。傷からはみ出してしまうとかえって汚れとして目立ってしまうので注意してください。
・落書き
クレヨンの落書きは布を当てて、その上から低温のアイロンでしばらく押さえるようにします。熱で溶け出した油分を布に移しましょう。油性マジックは中性洗剤とクレンザーをまぜて叩くようにして拭き取ります。それでも落ちない時にはネイルの除光液、消毒用アルコールを使うのも一つの方法です。
・カビ
バス、トイレなどのカビは市販のカビ取り剤を使用しましょう。必ずゴム手袋、マスクを忘れないようにしてください。カビに直接カビ取り剤を噴きかけ、しばらく放置した後に洗い流しましょう。長時間放置しておくほど汚れがとれるということもなく、タイルなどの劣化にもつながります。ラベルに記載されている時間は厳守してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。引越しは荷造りだけではなく、各種届出、引越し業者の選定と交渉など、さまざまなことを短期間でこなさなくてはいけない、なかなか大変なことでもあります。漫然とすすめても取りこぼしてしまう可能性があるので、やるべきことを時系列にして書き出すなど、しっかりと計画を立てることが大事です。旧居、新居のご近所への挨拶など、忙しい中ついおろそかにしてしまいがちですが、忘れないようにしましょう。