生前整理:3.生前整理のやりかた・進め方
生前整理はいつから始めるもの?
生前整理とはどんなものか、生前整理の必要性や行うことによってのメリットについて書いてきましたが、では実際に何歳から始めるのがいいのでしょうか。実際に調べてみると、特に決まった年齢や時期というものはなく、書いてある記事毎に異なってきます。ここで皆様におすすめしたいのは体調に何の影響もない今の内から少しずつでも初めていくということです。実際にみなさん、年齢を重ねていく中で、自分の最期を感じるようになって始めようとする方が非常に多いです。と同時に、今から始めるのは難しいということもご自身で感じるため、手を付けることなく亡くなってしまうのです。自分がいつどうなるか分からないのですから、人生で一番若い今日から始めていくのです。
では、ここから生前整理を始めるとなった際にどのように進めていけばいいのかについて書いていきます。
自分の荷物を把握し、財産となるものは目録を作成
まず、何を始めるにしても大事になるのは自分の現在地を知ることです。生前整理の場合は、ご自身でお持ちの荷物や財産を知るということです。今、ご自身が生活している家や、貯金、土地などはもちろんなのですが、その他にも車や宝石などの部類もしっかりと認識するようにしましょう。そして、ご自身の財産は認識するだけではなく、しっかり目録として残しておくことをおすすめします。この作業を行わないために価値等がわからずに処分されてしまい、それが原因で親族間のトラブルになることもあるのです。ですので、しっかりとどこに何があるのかという所まで記載するようにしましょう。
残すもの、捨てるものの選び方
生前整理で大事になってくるのは自分の荷物を認識するだけではなく、物を少なくすることが大切な点となってきます。そのためには当然ながら、持ち物を捨てていかなければなりません。特に女性の場合、洋服などはとても悩むのではないでしょうか。あまりにも少なくしようという意識が強すぎると後悔につながりますし、何でも残すということになると結局何も変わりません。ですので、おすすめしたいのは捨てるものを選ぶ際のルールをご自身で作るっていくということです。例として、1年以上着ない服は処分する、今、自分には似合わない、着られない服は処分するなどご自身で自分ルールを作ってみてください。
生前整理を行う上での注意点
ご自身の荷物を整理するときにその対象となるのは洋服だけではありません。自分の荷物を少なくしていくと不必要になる家具も出てくるでしょう。また、棚の上など高い所も整理する必要があります。身近な所で言うと本の整理なども非常に重労働となってきます。そういったことは自分の体調や年齢を判断した上で無理のない程度で行ってください。