不用品回収や粗大ごみの処分方法や比較:2.自治体利用と引越し業者依頼の比較
自治体を利用した場合と引越し業者に依頼したときの比較をしてみようと思います。
【自治体のサービス】
自治体ではさまざまなアイテムを処分してもらえますが、処分できないものとしてはリサイクル品や事業用大型ごみ、有毒性のあるもの、ピアノ、ガソリンなど引火性のあるもの、悪臭を放つもの、石、砂などの自然物が挙げられます。処分できるものは幅が広いので、引取りできないもの以外はたいてい処分してもらえると考えて差し支えないでしょう。
申し込みをしてからのスピードですが、これは自治体によってまちまちです。ただ、基本的にその日のうちに引取りに来てくれるということはまずありませんし、予約を取って待つようなことになると思います。自治体によって粗大ごみ回収のサイクルなどが決まっていることもありますから、各自治体に確認してください。
基本的に自治体の不用品回収サービスを利用した場合には自分で所定の場所にゴミを出す必要があります。自治体のサービスということでそこまで手厚くありませんし、自宅から搬出してくれるようなことはありません。もちろん、自治体によって対応は変わってくるかもしれませんが、原則指定された場所に出してそこで回収という流れになります。
【引越し業者のサービス】
引っ越し業者がどのような不用品の引取りをしてくれるかということですが、これも業者によってまちまちです。ほとんど制限していないような業者もいれば、細かく制限のある業者もいますから一口には言えません。ただ、基本的には引火性のあるものや有毒性のあるもの、危険物、悪臭を放つもの以外なら引取りしてもらえる可能性が高いです。事前に業者へ確認しておくことが大切です。
処分してくれるまでのスピードですが、これは自治体よりも早いです。引越し時にそのままトラックに積み込んでくれることもありますし、不用品処分だけを請け負ってくれるような業者もいます。トラックと人員に空きがあるのならその日のうちに作業してくれることもありますからスピードという部分では自治体よりも引っ越し業者のほうに軍配が上がります。
次に手間ですが、自治体の場合だと自分で指定の場所までゴミを出す必要がありましたが、引っ越し業者の場合だとスタッフが搬出してくれます。利用者は特に何もする必要はありませんし、わざわざ外に出すような必要もありません。運び出すものの指示さえしておけばあとは業者が搬出してトラックに乗せてくれます。まったく余計な手間はかかりません。